HD-DVD陣営に痛手ですね。「なんだ、おまえんとこBlu-Rayも作っちゃうの?じゃあ俺んとこも
つくっちゃおー」的発想で世界的なコンテンツ元が両陣営の企画採用ということになっています。
てか、パラマウントだけがHD-DVDのみ支持とか寒いことに。
まー、映画マニアじゃないからどうでもいいんですよ。
BSのハイクオリティーのハイビジョンアニメを国内メーカーがどっちで出すか!
これがアニヲタには最大の焦点となる訳ですね。
自分はさほどアニメには興味はないですがね。はまったやつ位を見るだけで全部撮ってやる
的な野望はありませぬ。


ちなみに個人的見解ですが、どうせBlu-Rayが再び負けるでしょう。
完敗という事は流石に無いでしょうが、市場バランス的には6:4か7:3位になると予想。
以下その理由を。


Blu-Rayはハードケースに入ってる理由からも分かる通り、非常にデリケートな状態で記録されているようです。
これら規格は別に映像機器分野だけに広がる規格ではなく、PC用の記録ドライブとしても使用されるので、
ハードユーザーが扱うには頼りないです。
物理的に弱い規格は敬遠されがちです。表面の極浅い部分に記録されるなんて、重要データを
入れる気にもなりません。
また、あんなケースに入ってたらかさばってしょうがないです。
もっとも、ハードコート使用のケース無しメディアも出るそうですが、そんなメディアが量産品同様の
価格になって販売されるとは到底思えません。


HD-DVDはDVDとHD-DVDの異なるメディアを一枚で2層記録といったことも可能なので、現存の
機器を使用しているユーザーにコンテンツを提供できるだけでなく、レンタルサービスなどでも
異なったメディアを用意するといった必要性がないので、そういったサービス職には使い勝手が
いいのではないでしょうか。まぁ、同じようなことをBlu-Rayもやってますがね。
例えば、ビクターがBD-DVDなんたらROMとかいうの作ってます。
でも高いんじゃないですかねぇ・・・
ただせさえ薄っぺらい記録層にDVD2層にBlu-Ray1層って言うんですから半端ないでしょう。


なお、現状ではBlu-Rayの方が1枚あたりの容量は多い(2層メディア)訳ですが、この点はAV機器
マニアには重要なところですね。
あえて完全になくならないといった理由はここで、AVマニアなどは一旦気に入った機種や規格を
使い続ける習性といいますか、まぁ、癖みたいなものがありますので、今後容量が増えるにしても
下位互換性は確保しておきたいと望むわけですね。
そうすると一番綺麗な状態で残しておきたいと考えるので、どうしてもMPEG2で記録する訳ですが、
そうすると容量の多いBlu-Rayに行くわけです。
彼らはコレクションして満足するのが好きですから、逆にハードケースに入っていたほうが
棚に入れるとき都合がよく、並ばれたメディアを見ては満足する訳です。


でもそれは一部のマニアであって、大部分は残したコンテンツの保持精度を望む訳です。
傷付いてすぐ読めなくなっちゃうような商品ではテープ以下です。
また、編集する際にコピーガードが働きまくったりする規格やメディアも敬遠がちです。
いつ読めなくなるメディアか分からないのにバックアップが取れないなんて最悪ですからね。


以上理由よりあまりBlu-Rayにメリットがあるようには思えません。
が、PS3に採用される訳ですね、これが。読めないメディア続出とならないことを祈ります。