来年1月1日午前8時59分から9時00分にかけて、1秒多くカウントするそうです。
うるう秒とかそんな話で。
地球は自転しており、太陽の周りを公転し、その太陽を含む太陽系は銀河系の中心に向かって進み、
銀河系は宇宙のはるかどこかを運動しているわけですが、その中でも人間が観測できる範疇である
自転速度は毎年極僅かずつ遅くなっているのですね。
10億年後には26時間になるそうで。10億年かかって僅かに2時間とかいう超スローですが。
しかし、人間が何処まで生きるかは知りませんが、過去と未来で時間のずれが生じるというのも事実ですので、
不定期に1秒ずつ増やしているそうです。
よって、午前8時59分60秒といったものが拝めるそうです。時報やTVでも合わせるらしい。


でもこれ勝手に決めるのはいいですけど、PCや金融分野、交通機関等秒単位で制御している機構はどうするんでしょうね。
今まで作られたハードウェアやソフトウェアには勿論1秒増やすといった機構は無いわけで。
標準時をいじくるとなると10万年に1秒の誤差といわれてる電波時計もいきなり1秒も狂うというか、
時間がいじくられるわけで。
何らかのシステムトラブルが起こる可能性は大きいのではないでしょうか。
今までに行っていたのかは知りませんし、また、それに伴ってトラブルが起きたのかは知りませんが、
危険じゃないんですかねぇ。
思いつくだけでも腐るほどあるんですが、例えばGPSなんていうのは時間から距離や位置などを割り出しているので、衛星の
内部時計なんてのは原子時計を搭載しているわけです。
この原子時計からの電波で時計を合わせるなんてものも数多く存在するわけで。
基準時が変わるとなると、この衛星の内部時計も変えなくてはいけないはずなんですが、それは地上からの制御でしか行えないので、タイムラグが発生する恐れもあるわけです。
そうするとナノ、マイクロ秒単位で距離などを測っているGPSは距離がどのくらいか計算してないから不明ですが、
とりあえず、距離がずれるわけですね。てか頭のいい人が考えたんだから、俺が思いつくような、そんなしょぼいシステムの
はずが無いと思うけど。で、実際どうなのか調べてみた。


思ったより多く調整されているんですね。1958年から32秒も遅くなったというのだから驚き。
最近行われたのは98-99年だそうで。
世界時とか協定世界時とか色々あったんですねぇ。全然知りませんでした。
つまり、地球の自転観測結果から得られた1日の長さと、1958年からスタートしている原子時計との差を埋める為に
調整が行われるということみたいですね。差が常に1秒以下に保つためらしいです。
で、やはりGPSの時間系とは別のようですね。補正はされるそうですが。
GPS時間はアメリカ海軍が管理しているわけですね。もともとGPS自体が軍事目的だからうなずけますな。
でも標準時を決定する作業自体に地球内の原子時計と、GPS内の原子時計を用いてるはずなので、良く分かりませんなぁ。
どうリンクさせているのか技術面が難しくてネット情報だけでは分かりませぬ。
相対論的効果も含めたら恐ろしい数の補正係数掛けまくりなんだろうな・・・

標準時・周波数標準のQ&A うるう秒に関するQ&A

*追記
よくよく考えればGPS原子時計などで得られる原子時うるう秒を加えた協定世界時との間にはうるう秒といった
整数秒の誤差しかないわけで、基準単位系が違うものをそれぞれの機器が利用すればいいわけですね。
しかし、現在時刻との兼ね合いなども含めると両者に補完する仕組みが必要なわけで、プログラムなどにいつうるう秒
入ったなどの更新が必要なはずなんですが、これを怠るとバグがおきるということなんでしょうか?
アホですね。まだ分かりません。