で、業務用モニターなんですけど、そんなもん何故欲しいかというと実に家の14型ブラウン管TVが汚いから。
見ててむかついてくる訳です。27だか32の液晶TVもありますが、これも汚い。
基本的にブラウン管のほうがましかと思ったら、安物は安物です。
映ればいい的発想の下に作られた製品と、如何に映像の粗が無いかを探すために作られた業務用モニターとでは
画質が俄然違うのですね。今まで家庭用TVで見てたのがバカらしくなるくらい。たぶん。
これがピクチャーモニターとマスターモニターと2種類に分けられるんですが、ピクモニはカメラのモニターなど
いわゆるモニターとして、マスモニは編集して、送り出すときの最終チェック用らしいんですが、如何せん
マスモニは高い。10年位前のが数万とかする。ブラウン管なんて消耗品ですから、劣化する訳ですが、
それでもその値段がつくわけですね。
ピクモニはマスモニよりはお手ごろ価格で買えるんですが、画質は民生用機器と比べると非常に良いと。
まぁ、マスモニの方がそりゃ良いんですが。高いし。


な訳で、業務用といったらSONYお得意の分野なんですが、ブラウン管モニターの生産を打ち切りにしたのが
今年発表されたのをご存知でしょうか。知ってる人は聞くに新しいと思うんですが。
代わりに出たのが液晶モニターのLUMAシリーズとかいうやつで、映像製作の人が見てもヤバイとかで。
そりゃブラウン管のほうが画質良いに決まってますがな。しかも高いというお墨付き。
SONYはブラウン管に代わる技術が完全に成熟する前に液晶に移行してしまった訳です。
他の業務用機器メーカーがまだブラウン管作ってるのに。どうするんですかね。


SONYの液晶といえば、SONYの社員自らが語っていたように、完全に失敗ですね。これも時期を間違えた。
出すのが遅すぎたんですね。SONYのモニターといえばトリニトロン方式ブラウン管のくっきり鮮やかでしたから。
これもマニアの間では不評ですね。ハイビジョンブラウン管を突き詰めたのに急に液晶に行くんですから。
そりゃ怒ります。汚いし。カナダだかのブラウン管を作る工場を閉鎖して社員も解雇しちゃいましたし。
なんでSONYはやることなすことがワンテンポおかしいのでしょうか。
古き良きSONYウォークマンや、最近のCELLプロセッサのように時代の先を歩むものから、
時代のニーズにずれた訳の分からん瞬間消え規格を作り出してしまうのでしょう。
ホントへんな会社ですね。