その2

さて、続きましてはマニュアルとオートの違いを。
一眼でレンズを動かすモーターを本体側に内蔵したオートを最初に
出したのがニコンからで、80年代初頭に出たα7000シリーズのようで。CANONはEOS600シリーズみたいですね。
そこから10年近くでほぼオートフォーカス機構を備えた一眼はほぼ完成系に到達した。らしい。
フィルムも大体ISO100位のはその辺りから90年代中頃にかけてで素晴らしい品質に完成したらしい。全部らしい。
マニュアルはそれこそ昔からある訳ですが、シャッターの動作自体は電子式と完全な機械式の2通りが存在しますね。
今マニュアル使ってる人はほぼ電子シャッターじゃないのかなぁ。
では、AF型とMF型の違いはといいますと、露光やシャッタースピードを自動で決定するか、手動で決めるかということが
主な違いですが、AF型のいわゆる一眼レフと呼ばれるカメラはMFでも無論撮影できる訳です。
言ってしまえば、物理的形状は違うものの、電子機器的には大差ない機能を両者とも持っているはずです。
じゃーなんでMFのカメラを使う愛好家がいるんだって話なんですが、というか態々常識じみた事を上で書いた理由なんですが、
巻き上げ動作も自動か自動で無いかという観点が一番の違いだと思います。むしろここしか大きな違いは無いでしょう。
AFで手巻きというのは聞いたこと無いですからね。・・・あるのかも知らんが。


上記は当たり前すぎることを書いたので、正直どうでもいいんですが、大事なのは何故巻きを手動で行うかということです。
では、何故巻く動作が必要なのかという根本的な話から行きますと、それは勿論撮影したフィルムを入れ替えるためです。
それは現在の35ミリフィルムを用いているカメラなら例外なく行われる行為です。
が、その巻くという行為を一種の儀式的なものとして現在でも手動で行っていると考えるとどうでしょうか。
幾らマニュアル設定をしてとってもそれは形式的なものに過ぎません。
それはあまりにも昔の機材で無い限り、一眼であればどのタイプを使っても出来るからです。
しかし、自分で巻くという行為を行うからこそ、写真を撮るという作法的な営みを行うことが唯一手巻き式には出来るのですね。
一枚の重さを自分でかみ締めることが出来るのでしょう。
手動式の愛好家にその理由を尋ねる機会はありませんし、ネットでどうして使ってるのか調べたことも無いですが。

ここまで書いていて、実につまらない文章だなぁと思ったのでそろそろやめます。