最近中国製の極安折り畳み自転車がネットを主体として出回っているらしい。
16インチの折り畳みが3000円チョイで買えるというのだから、それはデフレもいいとこだ。
実際、9800円均一のいわゆるママチャリが登場したときだって、昔ながらの自転車屋は困惑したはずである。
なぜなら、自転車というのは自分で整備が出来、何十年と乗ることができるものが当たり前だったから。
すなわち、結構な値段がしたわけですね。
それをそこらのスーパーなんかで9800円で乗り捨て感覚で販売されてしまえば大打撃です。


するとどうでしょう。安い自転車は駅前に放置され、錆まくって捨てられているものが目立ちます。
これを撤去するために税金が使われるわけですねぇ。
大体、ママチャリなんか乗ってるのは日本と中国ぐらいで、欧州、アメリカは普通自転車といったら
ロードバイクMTBタイプの自転車です。
日本みたいに、形だけMTBのいわゆるMTBルック車があるかどうかまでは知りませんが。
まぁ、それはいいとして、9800円のママチャリは既に完成度も安定しており、普通に載っていればまず壊れません。
しかし、激安折り畳みは振動テストの結果、肝心の折り畳み部からぽっきり逝ってしまうものも存在するわけです。
これらはJIS規格で決められた強度テストを行ってなかったり、調整をしていなかったりするから
安いわけです。
まさしく使い捨てですね。深夜になると激安折り畳みを求める人がドンキに殺到し、結構な数が売れるとか。


激安折り畳みが怖いのは実は使い捨てにすらならない場合があるからです。
つまり、乗ってる最中にぽっきりと真ん中からフレームが逝く訳ですね。
自分が使い捨てになってる状態です。
盗まれたり放置される前に、自転車としての寿命が先に来るわけですね。
これらが年間何万台も売れてるっていうのだから恐ろしい限りです。
あちらこちらで放置折り畳みが増える日もそう遠くないうちに見られるのかもしれません。